【挨拶】 – 阿南工業高等専門学校

【挨拶】

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技術部長挨拶

 本校は,国立高等専門学校機構の成員である工業高等専門学校です。その使命は,中学校卒業者を受け入れ,5年一貫教育により実践的技術者を養成することです。その成果として,卒業後の進路のうち就職は,求人倍率が概ね10倍を超えており,極めて堅実です。進学においても,全国の国公立大学の工学系学部への編入学や高専専攻科など進学の途が広く開かれています。
 高等教育機関として,「技術」をいかに学生に獲得させるかが重要です。座学で学ぶ知識や理論が基本ですが,それを「実践」できるまでに高めるには様々なステップが欠かせません。このための実験や実習などで,技術教育に携わるのが技術部です。すなわち,本校の教育において,教員と技術職員は両輪となって学生の成長を支援しているのです。教育のほか,高専の活動は研究や地域貢献など多岐にわたります。技術職員は,工学の発展,学生教育への寄与などを目指して研究を重ね,科学研究費補助金などの獲得も行うなど,研鑽を重ねています。それは,学内外のイベント主催,技術相談など地域貢献においても同様です。
 さて,「技術」とは,何でしょう。
 例えばそれは,「人間生活をよりよくするための,物事の取り扱いの方法や手段」と定義することができます。技術はある意味,客観的で,それを記したテキストやマニュアルによって記録し伝達することが可能でしょう。しかし,その技術を理解し,実際の物事に適用して課題を解決するとともに,課題の構造を明らかにし解決の手順を示すことができるようになるには,数多くの壁があります。技術職員は教員と密接に連携し,学生が自らその壁を認識し,乗り越えようとする固い意思を持ち,その過程における障がいについての悩みを昇華していけるよう支えていきます。

平成30年4月1日 技術部長 坪井泰士(教務主事)




 阿南高専の技術組織は開校当初(昭和38年)事務部の中の組織として発足し平成20年11月1日に技術部として改称、事務部から独立した。近年の組織改革としては、従来の技術部長(教務主事兼務・教員)、技術長(技術職員代表)3グループ制(第1グループ:機械・工場系、第2グループ:電気・情報系、第3グループ:建設・化学系)に加え、平成28年度から副技術長制を設け、技術専門員2名を副技術長に昇任させ、それに伴いGLを独立した3GLと併せて6名リーダー制とした。また、次世代のリーダー育成と若い方のアイデアを取り入れるWT(ワーキングチーム)制など新制度も導入し組織の活性化を図った。
 技術部の役割として大きく分けると、教育・研究・地域貢献、製作・業務依頼などの対応、広報活動の一環として校内外イベント等の支援、事務管理などの業務があり業務内容として最も重要な職務という位置づけの教育、即ち実験実習授業の技術指導・教育支援の業務をメインとして本科および専攻科の実験実習および演習などの技術指導に携わり、教員と連携し、実験実習内容の検討と改善、機器・装置・工作機械のメインテナンス、材料・工具の準備など授業準備全般、実験実習授業の後始末など多岐に渡る業務に取り組んでいる。平成26年度から従来の4学科が1学科(創造技術工学科)5コース制となり、その業務に対応すべく技術職員相互に副専門的なOJTなども視野に授業等に対応する準備を整えつつある。
 研究支援業務としては、学生・教員の教育研究・卒業研究などの技術指導・教育支援を行い、他には学生の資格取得等の紹介と支援等を行い、専門分野の教員、学生との共同研究、自らの技術研究等も科学研究費・奨励研究の取得などの予算を活用し積極的に取り組んでいる。また、主に校内からの業務・製作依頼にも精力的に取り組んでいる。近年、最先端の高度利用できる先端工作機械・機器の導入に伴い、維持費や消耗品などについての予算への配慮が必要となり、また、校内全体、地域への開かれた技術部とするため、平成24年度から制度化した「技術部相互支援制度」により、ヒト・モノ・カネを円滑に循環、機能させ、教育・研究・地域貢献等に役立つ教育・研究装置、機器の開発、修理、補修、情報技術支援など技術的貢献を積極的に行っている。
 さらに、徳島県、阿南市など地域貢献業務の一端を担い、地域連携・テクノセンター、総合情報処理室と協力し校内外からの技術相談や地域の社会人教育の一環である人材育成・人材養成講座など公開講座の技術講師としての指導と支援を行い技術部独自に企画している公開講座、出前授業なども定期的に開催している。校内外のイベントの支援としては、学力入試・推薦入試、入・卒業式などは勿論、ロボコン、プロコン、デザコンなどのコンペティションへの支援、応募型のコンテストなどへ参加する学生や研究室への支援・指導も行っている。
 上記の業務を実現し質を向上させるため、技術職員自身の資質向上を目指して、部内での自己研鑽、技術の伝承(OJT)は勿論、高専機構や中四国・全国の高専・大学等が主催する各種研修会や研究会、会議等(offJT)に積極的に参加している。また、平成10年度から始まった本校技術部内での「技術教育研究発表会」において、日頃の技術研究の成果を発表している(平成29年度末で第19回を数える)また、四国地区国立高等専門学校技術職員研修・代表者会議を四国内で本校から立ち上げ、四国内の技術職員の交流の場を推進し、四国内の技術長と親密な連携を図り、オピニオンリーダーとしての役目を果たしている。これらの取り組みなどによって、外部資金である「科学研究費補助金」や各種基金、補助金等を毎年のように数多く獲得しており国内外での学会発表など研究発表に関しても様々なジャンルで多岐に渡り活躍している。
 これらの活動で得た成果を本校の学生、地域社会の方々に貢献、還元できるようグローバル(国際性)とローカル(地元志向)を併せ持った「グローカルなチーム阿南高専としての技術部」という意識で一丸となって“チャレンジとチェンジ”を旗頭に、これからも学生と教職員、地域の方々のために支援し今までの先輩方から受け継いで来た技術者としての矜持と実践的な経験を生かしながら、ものづくり、人づくりへの探究心と意志力を持って業務に邁進して行く。

平成30年4月1日 技術長 髙岸時夫