YODOGAWA Yasuka淀川 恭佳
卒業学科:電気電子工学科
卒業年:2016年
勤務先:日亜化学工業株式会社
入社年:2016年
配属先:LED製造技術部
工程情報開発課
卒業学科:電気電子工学科
卒業年:2016年
勤務先:日亜化学工業株式会社
入社年:2016年
配属先:LED製造技術部
工程情報開発課
LED製造過程で蓄積されるビッグデータを駆使した、分析・AI・機械学習システムのプログラム開発や環境構築を行っています。
正直、学生時代は「どこでなにをしたいか」を想像できずにいました。就職活動が始まってようやく調べ始め、日常生活や実習で身近に感じていたLEDを作っている日亜のことをもっと知ってみようと思ったことがきっかけです。
社内のビッグデータ活用の先駆けとして、データエンジニアとしてのスキルを身につけながら、利益向上に貢献してきたことです。スキルアップするほど求められることも増え、それがやりがいに繋がっています。
まだまだ男性比率が多い業界の中で、女性特有の視点でものごとを捉えられることが利点だと考えます。目に見えるところだけでなく、人との関わり方にもアンテナを張ってスムーズに業務ができるように意識しています。
一方で、ライフイベント(妊娠・出産など)があるとどうしてもブランクが生じてしまうため、そこからどれだけスムーズに復帰できるかが課題であると感じました。自分の努力は不可欠ですが、周りのサポートも必要なので、男女関係なく頼りやすく頼られやすい環境づくりが必要だと考えています。
まず1つは、コミュニケーションスキルです。入社当時は何もわからない状態で、勉強するところから始まります。そこで、上手くなくてもコミュニケーションをとることで、知識習得のきっかけになったり、相手との関係も築けたりと、かなり有効に働くと思います。そうしていくうちに、コミュニケーションスキルも上達していくはずです。
また、資料作成スキルも役に立ちます。業務の報告資料をわかりやすくまとめることで、相手へ伝わりやすくなるだけでなく、自分の理解も深まります。さらには、後から見返したときに次のアイデアに繋がりやすくなるようにも思います。
「新しいことを拒まず、挑戦し続けること」です。日々進歩していく技術に追いつけるように、先に進むためにはどうすれば良いか課題をみつけるようにしています。
また、「成長の機会を逃さないこと」も重要であると考えています。何を求められているか、何が足りていないのかを自己分析することは、学びの第一歩だと思っています。
頼りやすく、頼られやすい環境づくりが必要であると考えます。「頼りたくても頼れない人」に目が行きがちですが、「頼られても大丈夫だけど声は上げ(られ)ない人」もいると思ったからです。
妊娠中、できるだけ体に負担をかけないように配慮してもらえたことが嬉しかったです。
その際に「妊婦だからできないのでは」と決めつけずに、これまでと同じように業務を選択させてもらえたことも私にとっては嬉しかったです。そのおかげで、「復帰後も選択肢を与えてもらえるかも」と思えたことで産育休へ入ることへの不安も解消できたように思います。実復帰して1年半経った現在も、自分に合ったライフワークバランスを保てています。
わたしはこれからも、データエンジニアとしてのスキルを磨いていきたいと思っています。もともとは別の分野を専攻していたので、ほとんどわからないところからのスタートでしたが、習得していくうちにやりがいを持って取り組めています。子どもが大きくなってどんな仕事をしているか聞かれたときに、胸を張って話せるように頑張りたいです。
中学生の頃から理系科目が得意だったので、両親や担任の先生に高専を勧められました。
特に違いがあると思ったことはありませんが、机に向かって勉強したことがそのまま発揮されることは少ないと思います。しかし、高専時代から工学系の科目に触れてきたことで、抵抗なく身についた知識は多くあると思います。
「卒業するまでに、誰にも負けない強みを1つみつけておいてください。」これは、高専時代の担任の先生が言っていた言葉です。強みを自認することは、自信にもなり、追求する力も身につくんだな、と最近になってようやく分かり始めました。
休日は家族で出かけたり、たまに友達や会社の先輩親子と会ったりして過ごしています。しばらくひとり時間を取れていないときは、夫に子どもを預けてひとりでゆっくり過ごす時間を作ったりしています。
家庭と仕事、自分の居場所が複数あることで頭のスイッチを切り替えることができ、メリハリのある生活を送ることができています。全部を上手くやろうと思うと疲れてしまうので、「まあいっか!」と思えるように意識しています。できないことよりもできていることに目を向けることが、幸福度を上げる手段のひとつだと思っています。
いっしょに女性技術者の道を開いていきましょう!