【明正寮】2年生寮生を対象とした特別講演「“ここ” にいる意味を、もう一度考える」を開催しました。
2025年7月1日(火)、本校では2年寮生を対象とした特別講演会を実施しました。
西本寮務主事から「“ここ” にいる意味を、もう一度考える」という演題のもと、寮生活の意義や自己成長について特別講演が実施されました。
この講演は、昨年度1年間の寮生活を振り返り、改めて「寮(すなわち“ここ”)」にいる意味を見つめ直すことで、これからの寮生活をどのように過ごし、どのように成長していきたいかを学生一人ひとりが考えるきっかけとなるよう企画されたものです。
講演の中では、寮内で行われている加点活動についても触れ、減点活動のみでは否定的な印象が強くなりがちだが、加点活動を取り入れることで、生活を見直し、より良くしようとする意欲につながるのではないか、この意見が示され、学生たちは深く頷いていました。
また、講演中にアンケートを実施し、入寮前の不安や、入寮後に得られた成長について振り返る時間を設けました。主な回答は以下の通りです。
入寮前の不安(学生の声より)
・親元を離れることへの不安
・同室の学生と仲良くできるか心配
・時間を守れるかどうか不安
入寮後の成長(学生の声より)
・時間を守る習慣が身についた
・協調性が養われた
・人との関わり方が良くなった
学生たちからは、「自分にはなかった新たな考え方に気づくことができた」「とても有意義な時間だった」といった前向きな感想が多く寄せられました。
西本寮務主事は講演の締めくくりに、これからの社会で求められる力として「問題発見力」「的確な予測」「革新性」の3点を挙げ、これらの力を身につけることは容易ではないが、寮生活、学校生活および各専門分野における学習を通して、少しずつ育んでいってほしい。それが将来に大きくつながるとの説明がありました。
今後も本校では、寮生活を通じて学生の人間的成長を支援する取組みを継続してまいります。