全国高専プログラミングコンテストの課題部門でNICT賞を受賞!競技部門では決勝戦進出!

 第33回全国高専プログラミングコンテストの本選が、令和4年10月15日(土)~16日(日)にGメッセ群馬で開催されました。阿南高専からは、課題部門2チーム、競技部門1チームがそれぞれ書類審査による予選を通過し、本選に出場しました。阿南高専は、課題・自由部門において、2012年の第23回大会以来11回の連続本選出場を果たしており、直近11回の連続出場は全国の高専63校中3校のみが達成している快挙となります。

 阿南高専の課題部門チーム「行動受注集会所 -ACT EASILY IN GROUPS-」は、近年の動画投稿サイトにおいて人気の高い一部の投稿者のみに注目が集まる傾向がある中で、初心者でも動画投稿に楽しく参加できる画期的な仕組みを提案し、Webアプリケーションとして実現しました。当日の審査では、阿瀬川 祥永さん(情報コース3年)が中心となって作成した発表資料やアプリケーション画面の優れたデザインに加え、ビジネス展開の可能性などが非常に高く評価され、NICT賞を受賞しました。

 また、課題部門チーム「リモートラベラーズ -オンラインで友達と旅行ができるアプリ-」は、コロナ禍で多人数による旅行が制限された社会において、オンラインで旅行体験を共有することで新しい旅の楽しみ方を実現する地図ベースのSNSアプリケーションを提案しました。当日の審査では、中田 東吾さん(情報コース4年)を中心として、完成度の高いプレゼンテーションやデモンストレーションを披露し、敢闘賞を受賞しました。

 競技部門では、「かるた」を題材とした競技が行われ、日本語と英語の2種類の言語による複数の読み上げが入り混じった非常に聞き取りの困難な読み上げ音声をプログラムで解析し、読み上げられた札をいかに正確に的中させられるかを各チームが競いました。阿南高専からはアルカンデル イマワンさん(情報コース4年)、アン ゼン チェンさん(情報コース4年)、およびエカテイコムキット ナッタキットさん(情報コース3年)が出場し、並列計算を駆使した高度なプログラミング技術により、決勝戦への進出を果たし、全49チーム中6位という好成績でした。