【プロコン部】全国高専プログラミングコンテストで課題部門2チーム・自由部門1チームが特別賞を受賞!
2025年度の全国高専プログラミングコンテスト本選(第36回・松江大会)が、10月11日(土)・12日(日)に島根県松江市くにびきメッセで開催されました。
今年度は本校から競技部門1チーム、課題部門2チーム、自由部門1チームがそれぞれ書類審査による予選を通過し、本選に出場しました。本校は課題・自由部門において2012年度から14回連続の本選出場を果たしており、この記録は全国の高専64校中3校のみが達成している快挙です。
本選当日、課題部門および自由部門ではプレゼンテーション審査およびデモ審査が行われ、各チームが開発したシステムのアイデアや完成度が審査されました。この結果、本校の課題部門2チームと自由部門1チームの計3チームすべてが特別賞(最優秀賞、優秀賞に次ぐ第3位相当の賞)を受賞しました。特別賞の受賞は3年連続となります。また、競技部門では本校チームは準決勝に進出し、上位入賞には至りませんでしたが、精一杯健闘しました。
なお、課題部門で特別賞を受賞した2チームは、2026年3月8日(日)~9日(月)にベトナムのハノイで開催されるNAPROCK国際プログラミングコンテストの出場権を獲得しました。
プログラミング研究部では、今後も全国、そして世界に通用する技術力と創造力を持った学生の育成に取り組み、さらなる活躍を目指して挑戦を続けてまいります。引き続き、プログラミング研究部へのご支援とご協力をお願いいたします。
■課題部門(特別賞受賞・NAPROCK国際プロコン出場権獲得):「パラシェア -傘をシェアする新しいあたりまえ-」
日本が世界トップの傘消費国(年間約1億3000万本を消費)であることに着目し、ビニール傘等の使い捨て問題の解決に取り組みました。QRコードとスマホアプリによるシンプルな仕組みで、ユーザーの善意とリユースに基づく新たな傘のエコシステムを提案しました。
・メンバー:4I 泉創太、4I 正木彩月、4I 井口蒼生、4I 西岡三四郎、4E 赤尾奈菜美
・プレゼン審査:https://www.youtube.com/live/i-pWuoP11ZI?t=19909s
・デモンストレーションの様子:https://www.youtube.com/live/H-pumoUc1iM?t=9729s
■課題部門(特別賞受賞・NAPROCK国際プロコン出場権獲得):「ECOビニ -コンビニから食料廃棄の削減へ-」
米などの食料品の物価高によって深刻化している、コンビニエンスストアのフードロス問題の解決に取り組みました。人手が不足しがちなコンビニ店舗において、店員の負荷を増やさずに割引商品の認知度を高める仕組みを、独自の割引シールとAIを用いて実現しました。
・メンバー:4I 福井勇人、4I 北岡健太朗、4I 久保田昇輔、4I 松本和樹、4I 山上遥己
・プレゼン審査:https://www.youtube.com/live/i-pWuoP11ZI?t=1852s
・デモンストレーションの様子:https://www.youtube.com/live/H-pumoUc1iM?t=1492s
■自由部門(特別賞受賞):「愛 島 show(あいしましょう) -災害時にも使える安心離島観光アプリ-」
離島観光において、Googleマップ等の既存アプリでは十分な情報が得られない問題や、災害時の避難が困難である問題に着目しました。これらの問題を同時に解決するトータルシステムを開発し、阿南市の伊島で自治体の協力のもと実証実験を行いました。
・メンバー:5I 松本琉希、5I 古川諒、4I ブラウン悠生、5I 木下陽平
・プレゼン審査:https://www.youtube.com/live/WwhRZeRsDgA?t=15651s
・デモンストレーションの様子:https://www.youtube.com/live/1jl0hie0D3I?t=7040s
■競技部門(準決勝進出):「!(丘の上の米)」
音声認識や機械翻訳などのAI技術でも広く使われている「ビームサーチ」というアルゴリズムを主軸として、効率的に最適解を探索する戦略で競技に挑みました。試合中のわずかな時間に即興でプログラムを改善するという離れ業も駆使しながら奮闘しました。
・メンバー:3I 米積悠翔、4I 岡康太、3I ノット
・1回戦の様子:https://www.youtube.com/live/K7LuFhOzpZE?t=2032s


2025年10月27日