先輩からのMessage

先輩からのMessage

星場 俊之さん (株式会社岡部機械工業 代表取締役)

ものづくり企業において基本となり、また中枢ともなる設計、製作、組立作業。これらの多くは、学生時代に学んだ、 机上授業だけでは学べない、実習も含めた専門技術の応用です。機械工学科でも電気や情報処理、語学などが学べた事が現在の自分をつくっています。また私が中学生の時に担任に助言されたとおり、阿南高専に進み幅広い技術を習得したことで希望する職場で働くことができました。文武両道と言いますが、スポーツも年々活発になっていて、楽しい学生生活が送れると思いますよ。
★機械工学科(現・機械コース) 卒業生

渡辺 ていさん(東海旅客鉄道株式会社 プロフェッショナル職, 車両・機械系統)

ドラマ『グッドラック』の柴咲コウ(エンジニア役)に憧れて入学しました。機械工学を専攻し座学や実習を通して、専門的な知識や考え方を身につけました。また寮では交換留学生と交流して英語力を磨くなど、自分の能力を引き出してくれる環境が整っていたと思います。これらの経験のおかげで無事に大学院を修了し、現在の職に就けました。今後は新幹線の車両メンテナンスに携わり、日本の大動脈と社会基盤の発展に貢献したいです。高専生は真面目で現場作業にも向いているとよく聞くので、入学して自分のやりたいことを見つけてください。
★機械工学科(現・機械コース) 卒業生、専攻科(構造設計工学専攻)修了生

上手洋子さん(徳島大学大学院社会産業理工学研究部 准教授)

私は、阿南高専卒業後、徳島大学へ編入学しました。その後スイスへの留学を経て現在に至ります。理系を選ぶ女性は少ないと思われがちですが、研究会や国際会議の参加者を見てみると以前より女性の研究者・教員が増えてきているように思います。特に電気電子の分野では生体情報工学など、女性の感性が重要とされているテーマが近年注目されています。また、これからは女性もどんどん社会へ出て活躍できる時代になってくるので、みなさんが得意な分野でおおいに力を発揮してほしいです。
★電気電子工学科(現・電気コース) 卒業生

上原 大摩さん (五洋建設株式会社東北支店土木営業部・担当部長)

父親が建設業に携わっていたことから興味を持ち、大学よりも早く専門的な授業がある高専の土木工学科に入学しました。授業は、座学だけでなく測量などの実習もあり、より実務に近い経験ができます。現在は、建設会社で現場監督として工事の施工管理や安全管理を行っており、忙しくも充実した日々を過ごしています。今後は、震災復興やリニア鉄道などのプロジェクトがあり、まだまだ建設技術者が必要とされています。興味があるなら、ぜひ高専を足がかりに建設業に飛び込んでみてはいかがでしょうか。
★土木工学科(現・建設コース) 卒業生

松下 樹里さん(阿南工業高等専門学校技術部第2グループ)

ものづくりが好きで「阿南高専に行きたい」と言い出したのは私自身でした。学科の選択には悩みましたが、これからの社会ではPCの知識が欠かせない、という父の考えもあり制御情報を選びました。在学中にはPCの基礎はもちろん、専門的なプログラミングや機械の制御技術についても学びました。就職先では、機器の制御方法を学んでいたことで、メンテナンス時の切り分けを早く行うことができ、お客様からの信頼を得ることができました(現在は阿南高専に転職)。また、寮生活は友人との絆が深まるので、生涯の親友に出会えるかもしれません。
★制御情報工学科(現・情報コース)卒業生

呉羽 裕明さん(株式会社大塚製薬工場)

電気電子工学科では、電気回路からプログラミング、設計などのとても幅広い専門的な技術を、実習を通して学ぶことができました。私は就職してから、電気部品の交換やプログラミング等のさまざまなことをしています。学生時代に実習を通してさまざまなことを体験したので、詳しく分からないことでも臆することなく挑戦してみようと思えます。今は個人の能力を見極める時代になってきているため、阿南高専で得られる幅広い経験は一生の財産になるのではないでしょうか。
★電気電子工学科(現・電気コース)卒業生、 専攻科(電気・制御システム工学専攻)修了