東京大学 羽藤英二教授による防災講演会の開催

 令和3年12月14日(火),ACTフェローシップ主催による東京大学大学院工学系研究科 羽藤英二教授による防災講演会がオンライン開催され,建設コース4年生,教職員,ACTフェローシップ会員企業が参加しました。
 この講演は,建設コース4年生の授業「建築設計製図1」にて,阿南駅周辺まちづくり計画が出題されていることから,学生に事前復興の考え方や取り組みについて理解を深めてもらうために開催されました。講演では羽藤教授より,災害リスクがある地域に拠点となる施設を整備する場合に,その施設が呼び水となり周辺開発等が進むことで,被災リスクが増加する可能性があることが指摘され,事前復興の考え方や仕組みを同時に提案しておくことの大切さについて,具体的な被災事例等をもとにご説明がありました。
 その後,具体的な事前復興の方法として,5つのアプローチをご説明頂き,東京大学学生等による実際の取り組み等についてもご説明を頂きました。同じように,阿南高専生が課題提案の中で取り組める事前復興や,それが地域に与える効果についてもご説明を頂きました。