♦令和4年度 リサーチユニットセミナー第2期目を開始しました。

 令和4年11月9日(水)、研究力向上のため昨年度から導入された分野横断型の研究ユニット制度によるリサーチユニット 第2期fall semester オープニングのセミナーが開催されました。このリサーチユニット制度は、各教員の専門を横断した研究テーマを核に他大学や地元企業の有識者を外部メンターとして採用することで、教員が幅広い研究コミュニティを形成しつつ、学術向上と地域貢献を同時に達成することを目的として令和3年度に創設されました。本年度は、新たに3ユニットが設置され、第1期の5ユニットを含めて計9ユニット総勢27名の教員がリサーチユニット活動を展開しています。

 毎週開催のイブニングセミナーは、各研究ユニットからキーノート・スピーカーが登壇、研究の進捗と計画を紹介し、参加者全員でクロストークすることにより研究意識の向上と競争的資金採択へのノウハウを共有するものです。

 本校教授 杉野リサーチユニット長の司会により、本年度採択された3名のユニットリーダーから研究テーマに関する学術論文の投稿計画や競争的資金応募状況等の話があり、研究推進のプランが紹介されました。箕島校長からは、研究の質を向上させるには専門の学術的基礎の確立、これまでの研究の枠組みから飛び出す勇気そして研究者のオリジナリティの追求が大切であるとのアドバイスがありました。最後に、ゲスト参加の国立研究開発法人科学技術振興機構(JST) マッチングプランナー(中国・四国担当)の横田尚之氏から、リサーチユニット活動に対する激励と今後のベース資金のひとつとしてA-STEPへの積極的な応募の勧誘がありました。

 また、リサーチユニットにおける研究力向上を目的として、阿南高専は今後もリサーチコモンズの充実、地域企業との連携を促進するアナン・インスティテュート活動など施設設備の充実や学術イベントの推進を予定しています。

<箕島校長からのアドバイス>      <JST横田氏からのご講評>
 

<新規リサーチユニットのキーノート発表風景>